ブランディング様
デザイン性と機能性の両方を
プラス表面加工で実現
美しく且つ汚れにくいパンフレット印刷
インパクトある表現や美しい仕上げを探究し続けるデザイン制作会社様に対し、今回は、
マットPPとUV厚盛りの2重加工で、汚れを防ぎながら美しさを実現させた事例をご紹介します。
今回のお客様は…
グラフィック・Web・空間デザインの他、独自の事業として天然木を使った消臭剤「消臭の森」や、赤いハートの実がなる観葉植物「ハートツリー」などの商品企画・ブランド構築とWeb販売も展開。さらには、店舗デザインと企画力のノウハウを結集させたカフェ&バー「ボーディングゲート」を運営するなど、多彩な分野で新しい提案を続けています。
制作物の概要
耐久性の向上やインキ移りによる汚れを防止するためには、一般的にPP貼りという加工を印刷面に施します。これにより紙の上に一枚薄い透明の膜が貼られるため、キズが付いたり、印刷物同士が擦れあうことで色移りしてしまう現象などを防いでくれます。
ところが普通のPP貼りでは表面に光沢が出来てしまうため、文字や絵柄など部分的に光沢を付けるUV厚盛り加工を加えたくても、見た目に差が生まれず、その効果が半減してしまいます。
そこで、今回はマットPP加工という、表面がマット調の質感に仕上がるPP加工を施すことでその問題をクリアしました。
▲図柄の部分が浮き上がって見えるように加工されたパンフ。全体に汚れにくい加工も。
用語解説
◉PP加工とは?
ラミネート加工の一種。Poly-Propylene加工のこと。印刷した紙に接着剤を塗布したPoly-Propylene-Filmを圧着させます。雑誌の表紙などに多く見られる加工です。
◉UV厚盛り加工とは?
UV(紫外線)を照射して瞬間的に樹脂インクを硬化・定着させる印刷技術の中で、樹脂を厚盛りして独特の質感と光沢をもたらしインパクトのある表現を可能にする印刷加工技術です。
担当より
マーケティンググループ 原 敏行ブランディング様からはこれまでにもさまざまな印刷表現に関するご相談をいただいており、私自身もその度、勉強させていただいています。お客様と、またその先のお客様に喜んでいただけるよう、精一杯のお手伝いを心がけています。 |