vol.13 面付け4

◆復習問題の答え
横向きに文章を読む本の折り丁なので、答えは3番の『天袋で背は左』です!
それでは、今日も頑張ってください!

◆ご挨拶
こんにちは★今回の講師のナス美です、よろしくお願いしますね♪

さてさて、今回も面付けの授業です★長いですね~。
と言っても面付けの授業は今日で終わりです☆
今までの授業でお勉強したことを思い出しながら、今週もしっかり頑張りましょうね♪

◆輪転機用の面付け
皆さん先々週を思い出してください。
16ページ物の折り丁を作るときは、時計回りに回し、3回折りましたね。
では次に下の図を見てください。

気付きましたか?
そうです、ノンブルの位置が違いますね☆折り丁を作る際、3回目の折りを逆にすることで、このような面付けになります。
でもコレ、間違いではないんですよ♪
『輪転機』という、ロール紙を使用する印刷機で印刷する場合の面付けなんです★(駒田印刷での面付け方法で、他の工場も全部同じとは限りません)
ページ物ではありませんが、折り込みチラシで縁に穴が空いていたり、廻りに白い余白があるものがあったら、それはきっと輪転機で印刷されているチラシですよ★
さてさて、輪転機についてはここまでです。
次は16ページ以外の面付けについてお話します。

◆16ページ以上の面付け
お気付きの方もいらっしゃると思いますが、本などのページ物は4の倍数のページ数になります。
そして、最大16ページを基準に一つの折り丁を作ります。(最大16ページで1台と言いますが、紙厚によっては16ページで折らない場合もあります)
例えば20・28・32…など、16ページ以上の印刷物を作りたい場合、下の図のように、2台以上を重ねてページを増やし、折り丁を作ります。


 

製本方法によって重ね方も変わります。
皆さんvol.6で勉強した『綴じ方の種類』を思い出してみてください。
紙の重ね方が2種類に分かれることに気付きましたか?もう一度図を見てください。
上にある図が中綴じ、下にある図がそれ以外の綴じの紙の重ね方です。
綴じ方によって、重ね方・折り丁を作るときのノンブルを書く順番が変わってくるんです★

◆終業時間
今日はここまでですね★
今回で面付けの授業は終わりです☆
来週からもよろしくお願いしますね♪

◆復習問題
今回は穴埋め問題です☆下の文章を完成させてね♪

88ページで中綴じされた書籍を作りましょう!
まず、印刷するとき、紙に両面で最大【1】ページ分をまとめて面付け・印刷します。
次に、印刷した紙を製本するために【2】を作りますが、88ページ分の【2】を作るには16ページ【3】台と8ページ【4】台の【2】が必要になります。
【2】を作るために、紙を時計回りに回しながら折り、ページ数を表す【5】をつけます。この折り方を【6】といいます。
【5】を書く際に注意することはページ数・綴じ方・開き方で、この3点で【5】を書く順番が変わります。
そして最後に製本をして完成です☆

答えは次回!
またお会いしましょうね★

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